ふたりの男とひとりの女

 ふたりの男とひとりの女
 (原題:Me, Myself, & Irene)
 製作:2000年
 監督:ボビー・ファレリー/ピーター・ファレリー
 出演:ジム・キャリー、 レニー・ゼルウィガー、 クリス・クーパー


**ストーリー**
チャーリーはロードアイランド州警察で勤続18年のベテラン警官。誰もが認める善良な人物だ。18年前チャーリーはある女性と結婚したが、妻は式の後に2人を家まで送り届けたアフリカ系アメリカ人と恋に落ちてしまった。やがて彼女は肌の黒い三つ子を産み、その運転手と駆け落ちしてしまう。チャーリーの心の中では怒りと痛みが渦巻いていたが、内に押し込め、何事もないかのように、しかも三つ子を本当の子供のように愛情をいっぱい注いで暮らしていた。だが、長年怒りや悲しみを抑えてきた彼は知らぬ間に心の中に正反対の別人格、狂暴な男ハンクを作り出していた。定期的に薬を飲まないと、ハンクが表に現われてしまうのだ。そんなとき署でアイリーンが連行されてくる。そしてチャーリーはアイリーンをミューヨークまで護送するよう命じられる。ニューヨーク警察についた夜、アイリーンは銃を持った覆面男に襲われそうになる。チャーリーに助けを求めたアイリーン。そして2人は謎の組織から逃げるのだがチャーリーは大切な薬を忘れてしまう。案の定ほどなくしてハンクが現れた。果たしてチャーリーは悪いやつらから、そしてエッチなことしか頭にないハンクからアイリーンを助けるころができるのでしょうか??


**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
この映画は想像以上におもしろかったです!!ただのドタバタコメディかと思いきや、ストーリーが結構しっかりしていました。悪党が出てくるのでハラハラドキドキする場面もあります。差別、下ネタ、動物虐待、障害者などなどなんでもありの映画でちょっとやり過ぎかなって思う場面もありましたが、私は特に気になりませんでした。この映画で1番好きなキャラはチャーリーの息子3人!本当の子供じゃないのでは・・と疑いつつも愛情を注いで育てたので、子供たちのお父さんへの尊敬と愛はすごいです。本当にお父さんが好きなんだなぁ~と感じました。しかもその息子3人はすごくおもしろいし、なんと言っても頭がいい!!3人がすごくいい味だしてます☆ そしてやっぱりジム・キャリーはすごい!!ハンクがついに出てくる場面の顔芸は笑えるし、そのあとの体や顔の動きがすごく笑えます。特にハンクとチャーリーが両方出てくる場面とかは見ていてさすがだな~と思いました。ホントに2人いるんじゃないのって感じです。映画のエンディングもすごくよかったです!ほのぼのしていていいなぁ~と思いました。