セックス・アンド・マネー


 セックス・アンド・マネー
 (原題:Friends with Money)
 製作:2006年
 監督:ニコール・ホロフセナー
 出演:ジェニファー・アニストン、フランシス・マクドーマンド、ジョーン・キューザック、キャサリン・キーナー

**ストーリー**
昔から仲の良い4人の女友達。3人はキャリアを積み,結婚もし,順風満帆。ところがオリビアにいたっては、失業中でメイドとしてなんとか生計をたてている有様だった。未だ独身で前の男が忘れられずにいる彼女に、新しい男性を紹介するが、彼は実は二股をかけていたのだった…。傷つきながらも、本当の恋と幸せを模索する女性たちを描くラブ・ストーリー。


**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
映画を観終わって、この邦題を知ったときに、「なんか違うなー」って思った。原題のままがよかったかも。
この映画は、私の観点からいうと、「お金持ちっていいなって思うけど、お金持ちだって一般の人と同じ問題をもっている」ということや、「お金持ちの暮らしぶりを垣間見る」ことがテーマなんじゃないかな。
だから本当に「普通」な映画。本当にいる人たちの生活を観ている感じ。お金持ちの人たちに共感はできないけど、彼らが抱えてる問題に共感できるのではないかな。理解してもらえない苦しみとか、夫婦間のいざこざとか・・。ジェーンは周りにキレてばかりでちょっと嫌なキャラだけど、でも怒ってることは間違ってないし、むしろ「そうだ!」って思った。きっと誰にも自分の苦しみを理解してもらえないのかなって思った。
メイドとして働くオリビアも共感はできなかったなー。なんでマイクに惹かれたのかもわからない。でもこれも現実で起こりえる出来事なのかな。はっきり断れないところとか。
最後のチャリティのイベントで、「リース・ウィザースプーンがセーターを縫ってくれるって」っていう台詞が面白かった。