天使のくれた時間


 天使のくれた時間
 (原題:The Family Man)
 製作:2000年
 監督:ブレット・ラトナー
 出演:ニコラス・ケイジ 、ティア・レオーニ 、ドン・チードル 、ジェレミー・ピヴェン

**ストーリー**
成功を夢見るジャックは、結婚を誓い合ったケイトに見送られロンドンへ旅立とうとしていた。彼女はロンドン行きを考え直すように頼むが「たとえ100年離れていても僕らは変わらない」と言い残し旅立つ。しかし、その後2人が会うことはなかった…。13年後、大手金融会社の社長として、優雅な独身生活を送るジャック。クリスマスイブの夜に妙な黒人男と出会う。男に『自分は人生において何がいる?』ときかれ、『おれは全部あるから大丈夫だ』と答えるジャック・・。翌朝子供の声で目覚めると見覚えのない場所にいた。しかも隣にはケイトが眠っていたのだ。彼は13年前に別れたはずの恋人と家庭を築き、2児の父となった『もう1人のジャック』となっていた。わけがわからず焦るジャックだったが昨夜の男に事情をきく。自動車用品店での仕事、典型的な郊外住まいの隣人たち、そして妻や子どもがそばにいる暮らし。それまでの人生とはあまりにも違う生活。最初はとまどうばかりのジャックだったが次第に心境に変化が訪れ・・。天使がくれた時間から目覚めたジャックはどうするのでしょうか・・。



**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
誰でも人生を振り返るとき、『もしあのとき別の道を選択していたら。。』と考えるのではないでしょうか。この映画はそれを題材としています。この映画でおもしろいのは、まったく別の人生を選択したはずの2人のジャックは、やがて『お互いに近づいていく』ところです。また、現実は夢みたいになかなかうまくいかないなぁと思いました。見ていてつい笑ってしまう場面もあり、最後はとても心温まる作品です。見たあと『人生には何が一番大切なのか』というのを考えさせられました。いろんな方に見てもらいたいです。