素敵な人生のはじめ方


 素敵な人生のはじめ方
 (原題:10 Items or Less)
 製作:2006年
 監督:ブラッド・シルバーリング
 出演: モーガン・フリーマン、パス・ベガ、ボビー・カナヴェイル、アン・デュデック


**ストーリー**
かつての栄光に陰りが見え、この4年間は1度も映画に出演していない有名俳優は、何とか復帰を果たしたいとインディペンデント映画への出演を考えていた。役柄は小さなスーパーマーケットの夜間店長。そこで彼は、役のリサーチのためにロサンゼルス郊外の町カーソンの閑散とした安っぽいスーパーマーケットに向かう。しかし、店長が不在な上に、その地域はスペイン系の住民が多いため「10 ITEMS OR LESS=10品目か、それ以下」専用のエクスプレス・レジを担当するスカーレット以外は、英語も通じない。追い打ちをかけるように迎えに来てくれるはずのドライバーが約束の時間に現れずスーパーに取り残されてしまう有名俳優。困った彼はブレントウッドまで乗せていってほしいとスカーレットに頼み込むが、その日、大事な約束があるスカーレットはとてもナーバスになっていた。だが、彼女は俳優を不憫に思い渋々、承諾する。大事な約束とは建設会社の面接試験。彼女はスーパーの仕事から抜け出したいと、思いを募らせていたのだ。そこで、その面接を「オーディション」に置き換え、独自のアドバイスをはじめる有名俳優……。


**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
この映画の面白いところは、モーガン・フリーマンの役名が一回も出てこないところ。本人役でもないんだけど、本人と役がかぶってるところはかなりあると思う。
俳優だから、どの職業でも俳優の視点から見てるのが面白かった。そして、4年間も映画に出演してないのに、町の人が気づいてるのが凄い。
終始淡々と進む映画だけど、思ったほど退屈ではないかも。何をするにも自分から動き出さなきゃダメだと教えてくれます。