きみがぼくを見つけた日
ヘンリーがクレアと初めて会ったのは彼が28歳の時。しかし、20歳のクレアにとってそれは運命的な再会だった。彼女は6歳の時に30代のヘンリーと出会っていた。そう、ヘンリーはタイムトラベラーだったのだ。しかしその時空移動は彼自身には制御不能で、何の前触れもなく、突然に過去や未来へ飛ばされてしまう非常にやっかいな“病気”だった。少女時代にそんなヘンリーと偶然出会い、以来時空を超えて何回となくやって来るヘンリーに見守られるようにして成長していったクレア。やがて2人の絆は、クレアが大人になるにつれて恋へと発展していくのだったが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
レイチェル・マクアダムスが本当に可愛くて、同時に綺麗で、憧れる☆
タイムトラベルの仕組みというか、実際の時間と、ヘンリーがトラベルしている時間が複雑で少し混乱した。
運命は変えられないと言っていたけど、何回も草原へトラベルしてクレアと会っているってことは、それってなんか運命に逆らっているんじゃないかとか・・いろいろ考え出すと止まらなくてめまいがする(笑)
でもクレアの立場って凄く辛いなって思った。原題がThe Time Traveler's Wifeだから、もっとその辺のクレアの心情が知りたかったな。前触れもなく愛する人が消えて、いつ戻ってくるのかもわからず、何事にも変に期待できないというか・・何かに期待して、ヘンリーがタイムトラベルしたら、裏切られた気分になって凄く辛いだろうな。そういうシーンはいくつかあったけどね。
ヘンリーがいなくなったあとも、「いつか会いに来てくれるかもしれない」と思って、前にも進めずただただ待ち続けるのも辛いな~。
最後のほうで、タイムトラベルしてきたヘンリーからの視点と、実際のその出来事の両方が描かれていてよかった。そしてヘンリーの最後も凄くびっくりしたというか、切なかった。この真実をクレアはいつか知るのだろうか・・。
2人が結婚したあとに最初に住む家に、「クリ スマス商戦」っていう垂れ幕(?)が下がってたのが面白かったw