マイレージ、マイライフ
企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で年間322日間も出張しているライアン・ビンガム。自らの講演でも謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで人生の転機が訪れる。ひとりは、ライアンと同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス。同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。もうひとりは、将来を有望視され入社してきた典型的現代っ子の新人ナタリー。彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を提案、さらには彼女の教育係に当てられてしまう。しかしライアンは、そんな彼女たちと接していくうち、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに気付かされていく…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
アナ・ケンドリックのおでこ狭さがずっと気になった映画(笑)
アレックスとナタリーと接して、少しずつ変化していくライアンの姿がよかった。あんなにマイルにこだわっていたライアンがシカゴに行ったときのレンタカー屋でマイルのことを忘れていたのが印象的だった。
結婚式のシーンだけ手持ちカメラで撮影していて、本当に「ホームビデオ」って感じであの瞬間もライアンにとってはつながりの大切さを感じる場面だったんだろうなと思った。
でもせっかく誰かに恋をしたのにそれが思うようにいかないのが切なかった・・でもそういう経験も「つながり」を教えてくれるのだろう。それにしてもアレックスはひどいなと思ったけど。
私はナタリーと歳が一緒なので、ナタリーに凄く共感できた。ナタリーが自分の理想の男性について語るシーンが面白かった!アレックスの理想を聞いて、私もナタリーを同じくdepressingって思ったしw
「自分は独りでも大丈夫」って思いがちだけど、そういう人で本当に独りの人はいなくて、皆誰かしらに助けられたり、皆支えあって生きているんだよなって気づかせてくれた。そのことは忘れないようにしようと思った。
ライアンがジュリーの結婚のお祝いにジュリーとジムの写真のパネルを持ち歩いてあらゆるところで写真を撮るんだけど、パネルを川に落としてしまいドライヤーで乾かすシーンで、そのシーンだけ、ジュリーとジムの位置が逆になっているの凄く気になった!!笑