バーン・アフター・リーディング
アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーンは、意趣返しにと暴露本を執筆中。一方、エロオヤジの財務省連邦保安官ハリーと不倫中の妻ケイティは、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD-ROMにコピーする。ところが、ひょんなことからそのCD-ROMがフィットネスセンターで働くiPod中毒の能天気男チャドの手に。彼は整形費用が欲しくてたまらない同僚のリンダと共謀し、CD-ROMをネタにオズボーンを脅迫しようと浅はかな計画を立てるのだが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
普通のコメディを想像していたら、凄くブラックな映画でびっくりした!
冒頭からいきなりオズボーンがFワードを連発しているのにもびっくりした。
J.K.シモンズが演じているからかもしれないけど、CIAの適当さ加減とか皮肉たっぷりなんだけど笑えるし、登場人物も皆キャラが濃くて、全く飽きさせない。
途中まで「これ最後どうなるの?」って思ってたんだけど、中盤からいきなり話のテンポがアップして、チャドが殺されたり、ハリーは逃げたり、リンダはやっぱり整形だったり・・テッドが殺されちゃったのは気の毒だったな。
ブラッド・ピットがちょっとおバカな役を演じていて可愛かった。特にオズボーン・コックスの番号を手に入れたことをリンダに自慢するときの "i got his number. i got his number."がツボだった。
チャドとリンダは2人とも憎めなくて2人が絡むシーンは面白くて好きだった。
どの登場人物もそれなりに好感はもてるんだけど、オズボーンの奥さんのケイティだけはただ単に性格の悪い女で嫌いだった。