スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと


 スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
 (原題:Spanglish)
 製作:2004年
 監督:ジェームズ・L・ブルックス
 出演:アダム・サンドラー、パス・ベガ、ティア・レオーニ、クロリス・リーチマン

**ストーリー**
よりよい生活を求めて故郷のメキシコを離れ、愛娘のクリスティーナとともにロサンジェルスに移り住んだシングルマザーのフロール。ロクに英語も話せない彼女だったが、裕福なクラスキー家でハウスキーパーとして働くことに。一家は優秀なシェフ、ジョンと専業主婦のデボラ、2人の子どもバーニーとジョージー、そして祖母エヴェリンの5人家族。一見明るく幸せそうな彼らだったが、内実は様々な問題を抱えていた。やがて夏を別荘で過ごす一家に頼まれ、フロールも娘を連れ別荘に住み込むことに。ところが、礼儀正しく英語も流ちょうなクリスティーナをデボラがことのほか気に入り、自分の娘を差し置いて彼女を連れ回すようになり…。


**感想**(ネタバレあり)
★★☆☆☆
クリスティーナが必要以上に悪者に見えて、故に結末も納得いかない映画。あの流れだったら、ジョンとフロールにくっついてほしかったな。
クリスティーナは子供に厳しくて、浮気もして、なのに最後はジョンに泣きついて、といった事実しか見せてくれないから、もっとクリスティーナの内面というか、何が彼女にそういう行動を取らせたのが知りたかった。
フロールの強い姿勢もいいんだけど、働く上で最初のほうは全く英語を覚えようとしないのはおかしいだろって思った。
2時間超の映画の割りにはずっと淡々と進んで感動もこれといった面白みもなかったのが残念。