ヒックとドラゴン
遠い昔。バーク島と呼ばれる島には海賊のバイキングが暮らしていた。彼らは自分たちを襲うドラゴンを憎み、村を守るためにドラゴンたちと戦い続けていた。幼い頃からドラゴンを倒すための訓練に励み、ドラゴンを倒して初めて一人前のバイキングと認められるのだった。ところが少年ヒックは、一族のリーダー、ストイックの息子でありながら気が優しくて非力な落ちこぼれバイキングだった。そんなある日ヒックは、傷ついて飛べなくなったドラゴン“トゥース”と出会う。みんなには内緒で、こっそりエサをあげるようになったヒックは、次第にトゥースと心を通わせていく。やがて、ドラゴンが決して自分たちの思っていたような恐い存在ではないと気づき始めるヒックだったが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★★★
子供から大人まで楽しめて、ヒックとトゥースの関係や、ヒックとお父さんの関係に心温まる作品。
ヒックは島の人たちから笑ってしまうくらい嫌われていて、気の毒だなって思ったんだけど、そこからヒックが頼もしくなって、皆から認められていく姿がすごくよかった。
内容はまぁ普通なんだけど、不思議と物語に引き込まれて、すごく楽しめた。
また、バイキングたちのひげとか、ドラゴンたちの鱗の質感が凄くリアルで感心した。
ドラゴンたちは最初怖いんだけど、特性を知って仲良くなるととても可愛らしくて、友達になりたくなった(笑)
ラストの展開も今までの子供向け映画にはなかったような展開でびっくりして、ちょっぴり悲しいんだけど、トゥースとの仲がより深まりそうだなって思った。
ラストでドラゴンたちのことを「ペット」と呼んでいて凄くがっかりしたんだけど、これはどうやら、冒頭ではドラゴンたちをやっかい者ということで「ペスト」と呼んでいるので、それにひっかけているとのことらしい・・。凄くいい映画なのに最後の最後で裏切られたと思っていたのだけれども、解明できて一安心。
空を飛んでいるシーンを観ていると、劇場で3Dで観ておけばよかったーと思った。