ユナイテッド93

 ユナイテッド93
 (原題:United 93)
 製作:2006年
 監督:ポール・グリーングラス  
 出演: ハリド・アブダラ、ポリー・アダムス、オパル・アラディン、ルイス・アルサマリ

**ストーリー**
2001年9月11日、アメリカ国内の空港を飛び立った旅客機4機が、ほぼ同時にハイジャックされる。うち2機はワールド・トレード・センターに、もう1機は国防総省ペンタゴンに激突炎上した。しかし残る1機、乗客40人を乗せたユナイテッド航空93便は、なぜかターゲットに到達することなく、ペンシルヴェニア州に墜落した。本作はこのユナイテッド航空93便に焦点を当て、家族との電話で自らの運命を悟った乗客たちが乗る機内での様子や、テロの事実に混乱しながらも被害を最小限に食い止めようと必死で事態の掌握に務める地上の航空関係者たちの緊迫のやり取りを極限の臨場感で描き出す衝撃のノンフィクション・サスペンス。



**感想**(ネタバレあり)
★★★★★
一言で『凄い』。それしか思い浮かばないなぁ。画質とかカメラワーク、そして映画館っていう環境が自分があたかもその場にいるような感じがして、いろいろと考えさせられました。乗客がパニくるシーンとかもリアルに伝わってきて、凄い怖くて泣きそうになったり、乗客が自分の大切な人に電話するシーンにグッときました。泣きながら I love you って切ないですね。隣の人に携帯電話を貸してもらった人が大切な人に電話して、『隣の人が電話貸してくれたのよ』って留守電に残したのが凄く感動しました。作品情報を見てて、確かにユナイテッド93便は他の飛行機よりは印象は薄いかもしれないと思った。私自身も、9.11=WTCに突っ込んだ2機っていう印象が強い。でもユナイテッド93便も、ペンタゴンに墜落した77便も決して忘れてはいけない存在なんだというのを改めて思い知らされました。 乗員乗客全員亡くなってしまったから本当に何が起こったかは全てはわからない。でも映画のように、あぁいう、少しでも希望を持てる展開になってたならいいな。 それにしても9.11ってもう5年前の話なんですね。未だに一機目が突っ込んで、事故だと思われてたときのニュースを母親と見てたのを覚えています。この映画で何か忘れかけてた想いを取り返した気がします。ぜひぜひ映画館で観てほしい作品です!!