タイタンズを忘れない
**ストーリー**
1971年アメリカ。公民権運動が起こり、ヴァージニア州の田舎町でも、白人と黒人が統合された学校が開設。その結果、両校にそれぞれあったフットボール・チーム『タイタンズ』も1つに統合されることとなった。人種差別が根強い地元住民が反発するなか、アメリカ初の人種混成チームが誕生する。黒人のヘッドコーチと白人のコーチの確執や、大人たちの憎悪に翻弄される選手たち。また選手同士のトラブルも絶えない。やがてカリフォルニアからの転校生、ロニーがチームに加わる。『サンシャイン』というニックネームをつけられた彼は、心の壁にとらわれることなく愛するフットボールを楽しもうとする。そんな彼に、やがて選手たちは理由もなく憎み合うことの愚かさに気づいていくのだった。一つになったチームは連戦連勝の快進撃を続ける。だがそれは、驚くべき奇跡のほんの序章に過ぎなかった。アメリカが最も愛した『友情の実話』に世界が涙する。
**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
これは最初本で読んで、本に載ってたキップ・パルデューに惚れて映画を観ました(笑)この映画を観て、なんで肌の色がそんなに関係あるのだろうかとショックを受けました。黒人はレストランに入っちゃいけないとか、黒人にはサービスしないだとか、黒人が差別される場面は本当に心が痛みました。これは実話を元に映画になったのですが、やはり見所はスポーツを通じて選手たちが、そして周りの人々もが人種差別の壁を乗り越えていくところにあると思います。とても感動しました。男の友情を感じました。デンゼル・ワシントンもヘッドコーチを見事に演じていると思います。『サンシャイン』を演じたキップ・パルデューもかっこいいです。ラストは本当に残念でしたが、でもこれも事実であるから・・。ストーリーは読めるのですが、それでもぐっときます。いろんな人に見てもらいたい映画です。