地球が静止する日


 地球が静止する日
 (原題:The Day the Earth Stood Still)
 製作:2008年
 監督:スコット・デリクソン
 出演:キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、キャシー・ベイツ

**ストーリー**
ある日、猛スピードで地球に向かって飛んでくる謎の巨大な球体が発見される。アメリカ政府は厳戒態勢を敷き、あらゆる分野の専門家を集めて対策チームを組織する。亡き夫の連れ子ジェイコブと2人暮らしの生物学者ヘレンも強制的に招集される。やがて、球体はセントラルパーク上空で静止し、中からは人間の姿をした宇宙からの使者クラトゥが現われる。すぐさま軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるが、クラトゥは特殊な能力で拘束を解くと平然と施設から姿を消してしまう。クラトゥの目的も判らぬまま世界中がパニックとなる中、クラトゥは協力者にヘレンを選び接触を図る。そしてついに、ヘレンはクラトゥから衝撃の事実を告げられるのだったが…。


**感想**(ネタバレあり)
★★☆☆☆
この映画はTVの予告編が一番面白く見えると思う(笑)
なんというか・・うすっぺらーーーーい映画。上澄みしか見せてくれてないからかなり浅い。あまり映画を観ない母でさえ、「中途半端な映画だね」って言ってたから、相当だよ(笑)
予告編で流れてるような、スタジアムとかがワサーーーって崩壊するシーンは確かに凄い。だけどそんなシーンなんて本当に少し。始まりからずっと淡々と進む感じで、「こっからくるか?!」ってずっと期待してたのに、こなかった・・。
「大統領が」っていう言葉が頻繁に出てくるから、何かあると思いきや、何もない。
途中でクラトゥが「仲間」らしき人と会うけど、なんの説明もないからさっぱりわからない。しかもこの仲間が、燃えよ!ピンポンでおかしいじいちゃんを演じてたジェームズ・ホンだったから、笑いそうになった。
ヘレンとジェイコブの間の絆も中途半端。無理やり入れた感じ。お父さんのウィル・スミスと共演した幸せのちから以来見るジェイデン・スミスは相変わらず可愛かったけど。
ラストも、クラトゥが何をどうしたのかわからないままいきなり終わって、本当に残念。
人間の環境破壊がテーマっていうのも、「またこれか~」って感じ。確かに重要な問題だけど、こう何回も映画に出てくると、観てる人も飽きちゃうと思うんだよね。