ビッグ・フィッシュ
出産間近の妻とパリで幸せに暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワードは自分の人生を幻想的でマジカルな話として語り、聞く人を魅了し楽しい気分にさせる名人だった。ウィルも子どもの頃はそんな父の話を聞くのが大好きだった。しかし3年前の自分の結婚式で喧嘩して以来、父とは不和が続いていた。そんなある日、母から父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは妻を連れて実家へと向かう。しかし、病床でも相変わらずホラ話を繰り返す父と、父の本当の姿を知りたいと願う息子の溝はなかなか埋まらなかった…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
お父さんのホラ話が本当は全部が全部嘘ではないということを知る過程が面白かった。ただ、どこまでが本当でどこまで嘘なのかが最後まではっきりしない。もしかしたら、ウィルが「本当だった」って気づくシーンもウィルが伝えているおとぎ話かもしれない・・。
お父さんとお母さんの馴れ初めの話が一番よかった。どの話も少しずつリンクしていて、それぞれメッセージを伝えてくれる。これがあるからお父さんは好かれるんだと思う。ただのホラ話だと「嘘つき」として片付けられちゃうから。
お父さんが常に喉が渇いていたり、お風呂に沈んでいるシーンで、あ・・きっとお父さんがビッグ・フッシュなんだなって気づいた。そして自分でもビッグ・フィッシュになりたかったんだろう。
でも確かに同じ話を何回もされたらウザいよなぁ(笑)
音楽がよかった。