私の中のあなた
サラとブライアンのフィッツジェラルド夫妻は長男ジェシー、長女ケイトとの4人家族で幸せに暮らしていた。しかし、ケイトが2歳の時、白血病に冒されているが発覚する。そこで両親は未来ある娘の生命を救うため、遺伝子操作によってドナーにぴったりの新たな子供を“創る”ことを決断する。こうして生まれてきた次女アナは、幼い頃からケイトの治療のために何度も手術台に上がり、過酷な犠牲を払ってきた。ところがある日突然、11歳のアナは自ら弁護士を雇い、大好きな姉ケイトへの腎臓の提供を拒んで両親を訴えるという驚くべき行動に出る。ケイトを助けることが人生の全てとなっていたサラは、アナの思いがけない決断に激しく動揺し激怒する。そしてついに、愛し合う親子は、法廷の場で対決することになってしまうのだったが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
2、3年前に原作を読んで号泣したので、この映画を本当に楽しみにしていました。
原作のように時間軸が前後し、いろんな登場人物のナレーションが入っているのがよかった。そして30分くらい映画に入って号泣。切ないです。
ただ後半に入ってくると、「あれ・・原作と違う・・」となり、最後も「えーーー原作とエンディングが違う!!!」となった。原作のエンディングがよかったのに、変えちゃったのががっかり。あとケイトに集中しすぎちゃって、ケイト以外の登場人物が凄く薄っぺらい。もっとその人について、原作みたいに背景とかを深く知ればいいんだけど、上辺しか伝えていないから、原作を読んでいない人は「この情報必要なの?」と感じるかも。判事の過去だったり、弁護士の病気だったり、ジェシーの揺れる心だったり・・。それくらいあっさりとしか扱われていない。だったらむしろその上辺だけの情報はいらなかったのではないかと思った。それが凄く残念というか、せめてもっと家族の葛藤、夫婦間のすれ違い、親がケイトに付きっきりで構ってもらえないジェシーやアンナの心情を伝えてほしかった。そうしたらもっと感動できたかも。やっぱり家族の絆についての映画だからさ。
ただエンディングを見て、「あーだからケイトに集中していたのか」と思ったけど。
途中泣けるポイントはいくつかあるんだけど、エンディングは泣けなかった。やっぱりあのエンディングだとサラはヒステリックな母親だけに映っちゃうなー。キャメロン・ディアスが演じるサラは凄くよかったんだけどね。
Sunday, January 17, 2010
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