ラブリーボーン
優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
原作は読んでいないけれど、原作の中身をいろいろ詰め込もうとして、結局どれも中途半端になっちゃったんだろうなーと思った。
ストーリーに「バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージー」となっているが、あれ・・そんな描写あったかな。なかった気がする。あったとしても少なすぎて気づいていないかも。妹の恋を見ていたのは印象に残っているが・・。
他にも物語のヒントになりそうなものを散りばめつつ、結局何もないのかよっていうのが多かったかな。深読みしすぎたかも。
愛する人を失った家族のお話なんだから、もっとそこの描写を多くしてほしかった。夫婦の仲だったり、それを見つめる子供たちとか・・。あまりにも少ししか扱っていないから全然感情移入できなかった。マーク・ウォールバーグとレイチェル・ワイズもあまりお似合いじゃなかったしwただ唯一よかったのがおばあちゃん。最初来たときは何もできなくて厚化粧ではちゃめちゃだったけど、最後また映ったときは凄く落ち着いていて「息子はサッカーの練習よ。迎えにいかないといけない」ってさらっと言っていて、時の流れを感じ、目に見える変化があったのがよかった。
リンジーがミスター・ハーヴィの家に侵入するシーンが凄く緊張感があってよかった。
原作を読みたい作品。
Tuesday, February 16, 2010
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10.洋画☆や・ら・わ行,
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