インセプション
他人の夢の中に潜入してカタチになる前のアイデアを盗み出す企業スパイが活躍する時代。コブは、この危険な犯罪分野で世界屈指の才能を持つ男。しかし、今や国際指名手配犯として、またこの世を去った妻モルの殺害容疑者として逃亡の身となってしまい、大切なものすべてを失うこととなっていた。そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。成功すれば、再び幸せな人生を取り戻すことができる。しかしその依頼とは、これまでのように盗み出すのではなく、ターゲットの潜在意識にあるアイデアを植え付ける“インセプション”というものだった。かつてない危険なミッションと自覚しながらも、これが最後の仕事と引き受けたコブは最高のスペシャリスト集団で立ち向かうべく、すぐさまメンバー探しを開始。やがて、相棒のアーサー、“設計士”のアリアドネ、“偽造士”のイームス、“調合師”のユスフ、そしてサイトーを加えたメンバー6人でターゲット、ロバートの夢の中に潜入するコブだったが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★★☆
他人の映画の中に入り込むっていうコンセプトも凄くユニークで魅力的だし、映画自体も凄く楽しめるんだけど、ただでさえ長い映画にいろいろ詰め込みすぎて、コブ以外のメンバーの人物描写が浅いのが残念だった。
せめて大抜擢されたアリアドネがどういう風に設計しているのか、どれだけ難しいのかをもっと観たかった。あとこのインセプションの難しさとか、普段人の映画に入り込むシーンももっと観たかったというか、さらっと言われると忘れちゃったり理解できなかったりした。予告編で流れていたような、街が吹っ飛んだり、街が折りたたまれるシーンはすぐ終わっちゃうし、あれはいわば練習なんだけど、あぁいうシーンをもっと観たかったな。
サイトーも悪役なのかと思いきやすぐ仲間になってるし・・。結局足を引っ張るだけだし。
ラストシーンがもやもやした感じですっきりしないというか、衝撃的で「わぁーこうきたか」って感じなんだけど、長い映画をずっと観てきたせいか、すっきり終わってほしかった。
レオナルド・ディカプリオは相変わらずかっこよかった。シャッターアイランド同様、妻に翻弄される役を渋く演じてます。
Thursday, July 29, 2010
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