プリンセスと魔法のキス


 プリンセスと魔法のキス
 (原題:The Princess and the Frog)
 製作:2009年
 監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
 声の出演:アニカ・ノニ・ローズ、ブルーノ・カンポス、ピーター・バートレット、キース・デヴィッド

**ストーリー**
貧しい家庭に育ち、自分のレストランを持つという夢を叶えるため懸命に働く少女ティアナ。仮装舞踏会の夜、プリンセスの格好をした彼女の前に一匹のカエルが現われる。そのカエルはティアナに、自分は魔法使いの呪いによってカエルに姿を変えられてしまったマルドニア王国の王子、ナヴィーンだと語る。呪いを解くためにはプリンセスのキスが必要と、ティアナにキスを懇願、最初は拒絶するティアナだったが、1回ですむならとキスを受入れる。ところが、王子に戻るどころか、ティアナまでもがカエルの姿に。こうして、人間の姿に戻るため、ナヴィーンと共に魔法使いを捜す大冒険の旅に出るハメになるティアナだったが…。


**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
メジャーなディズニープリンセスの中では恐らく一番現代に近くて、その分身近に感じて時代背景もリアルだった。そのせいか裕福で白人のシャーロットと、貧しい黒人のティアナの格差が気になって仕方なかった。レストランでウェイトレスをやっている設定だったけど、本来はお手伝いさんの設定だったとか・・。それでやっぱり差別だっていう苦情があってウェイトレスにしたらしい。
ストーリーは楽しめるんだけど、美女と野獣とか、リトル・マーメイド、アラジンで育った私にとっては特に印象に残るような歌がなかったのがちょっと残念。
ナヴィーンも最初ナルシストすぎて全然好きになれないし。2人がどうやって惹かれあっていくのかももう少し見たかった。
ただ、友情がよかった。特にレイと星のエヴァンジェリーヌへの想いと、ルイスがいい味を出していてよかった。
ルイスは、見た目は違っても好きなものが一緒だったら心は通じるんだと教えてくれる気がする。