キック・アス
アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れるニューヨークの高校生デイヴ。ある日彼は、インターネットで手に入れたコスチュームを身に纏い、勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。しかし、何の能力も持たない彼は最初のパトロールでチンピラにボコボコにされ重傷を負ってしまう。ところが、その治療で背中に金属板を埋め込み、神経の損傷で痛みにも鈍感になったデイヴは無類の打たれ強さを身につけていた。そして、こりずにパトロールを再開したデイヴ。すると、その様子を野次馬が動画サイトにアップしたことからキック・アスの名はたちまち知れ渡り一躍時の人に。だが、そんなキック・アスの活躍ぶりを知った地元マフィアのボス、ダミコは最近起きた組織のトラブルを彼の仕業と勘違いし、キック・アスの抹殺へと乗り出す。ところが、実際はキック・アスの影で別のヒーローが暗躍していた。その正体は、ダミコへの復讐に燃える元警官の“ビッグ・ダディ”と、彼が手塩に掛け恐るべき殺人マシーンへと鍛え上げた娘“ヒット・ガール”だった。やがてキック・アスは、この親子とダミコの血で血を洗う戦いの渦に巻き込まれていくのだが…。
**感想**(ネタバレあり)
★★★☆☆
ブラッド・ピットが製作に参加した映画。
星4つでもいいんだけど、物凄く話題になっていただけに私の期待値が高すぎたのかも。
でもB級テイストとストーリーが凄く面白くて、登場人物も個性的でよかった。特にヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツが本当に可愛いくて、マスクをしているときは目がより目に見えてさらにかわいかった。可愛いのに悪い言葉を言ったり、悪役を次々と殺したりして凄くかっこよくもあった。
アクション以外の部分ではビッグ・ダディとヒット・ガールの絆や2人の過去を説明するコミック調のシーンが立体的に見えて印象的だった。
デイヴは一見冴えない男であまりかっこいいとはいえないんだけど、時々美青年に見えるなーと思っていたら、デイヴ役のアーロン・ジョンソンはジョージアの日記で超かっこよくてモテ男のロビーを演じてたんじゃん!と気づいてびっくり。
レッド・ミストを演じたクリストファー・ミンツ=プラッセの特徴的な喋り方はあまり好きではないんだけど、気になる存在ではある(笑)